OTTO SX-111と10GF7パワーアンプ

しばらく触れていませんでしたが”きかこ”のオーディオのスピーカーが変わったのでそれについて少し書きたいと思います。

”きかこ”も知らなかったのですがサンヨーといいますかOTTOと言った方が通りがいいのかな、そのOTTOで出していたスピーカーを今、気に入って使っています。

その型番はSX-111というもので1978年頃のスピーカーなんです。このスピーカーはかの有名なアイデンが作ったスピーカーをサンヨーにOEMで出していたんです。

アイデンと言えばかのオーディオ評論家の故池田圭先生が設計に携わったというFP-50が有名なんです。FP-50の音はというとアルテックのユニットを手本にしたのですがその本家を上回った出来に仕上がったとのことです。このFP-50をデチューンしたユニットがこのSX-111に搭載されているという訳です。

”きかこ”の所に来たSX-111は磁気回路にアルニコを採用したロットのもので、これが購入の決め手になりました。例によってヤフオクでGETしたわけですが代金は15000円とちょっとお高めでしたがBidしたのでした。

外観程度は凄く悪くてボロボロです。

写真にように角が壊れていたりします。

続きましてこのSX-111をドライブするパワーアンプの紹介です。それは以前に紹介しました10GF7というテレビの水平出力管をつかった自作のアンプです。

なんだか格好が悪いアンプなので使わないでいたのですが小型ということもありこの度、日の目を見ることになりました。

せっかく現用のシステムに入れるのでカップリングコンデンサーに音の良いものを奢ることにしました。

はい、泣く子も黙るバンブルビーコンデンサーですね。

もう片方のチャンネルにもバンブルビーです。

バンブルビーコンデンサーを使って出力管をドライブしている訳です。この前段のカップリングにはブラックビューティーです。

どうですか、こんなチープなアンプですがちょっと凝っているでしょう。

良品のバンブルビーコンデンサーはなかなか無いのでパワー管のドライブには少々DCリークしているバンブルビーを使っています。

ちょっと専門的な話になりますがパワー管はバイアス電圧が30Vと深いので前段から漏れたDCによりグリッドが多少プラスにバイアスされても大丈夫なんですよ。

まあそんな訳で拘りまくったスピーカーとパワーアンプですがどんな音がでるのでしょうかって?そりゃいい音が出ますよ。身震いが出るほどの美音でなっております。